不要モジュール・機能20%削減
お客様およびアプリケーションの保守ベンダーからの事前ヒアリングを実施。
<ヒアリング結果>
- 環境が異なるので現新比較が単純ではない。
- データ移行後の検証に開発工数をかけられない。
また検証時間もかけられない。 - データ移行のプロセスも検証したい。
- アプリ開発がメインであり、データ移行検証に手が回らない。
ヒアリング結果から、長期間にわたり度重なる修正を行ったことで、肥大化・複雑化したアプリケーションを最適化することにより、不要モジュール・機能の20%削減を実現しました。
開発言語、サードパーティ、DB統一
サードパーティ製品は、新製品を利用することが多く、長期間にわたり機能拡張を実施しているアプリケーションでは、さまざまなプロダクト製品が乱立する傾向があります。
本事例でも、機能ごとに各開発ベンダーが標準としていたサードパーティ製品で開発していたことにより、プロダクト製品が統一化されていませんでした。
このため、基幹マイグレーションと合わせて、周辺システムに関わるサードパーティ製品を統一しました。
なお、帳票ツール(表⑤、⑥の二種)の統一は、コスト高となるため現行のままとしました。
言語 | システム数 (ステップ数) |
サードパーティ製品 |
---|---|---|
VB6 | 10 (432Kステップ) |
① SPREAD Ver 3.0J/7.0J ② Farpoint Spread 5.0J ③ InputMan for Windows Forms 6.0J/7.0J ④ ComponentOne Chart 8.0 ⑤ VB-Report Ver3.0 ⑥ ActiveReports Ver1.5J/2.0J ⑦ ActiveThreeD Plus Ver3.0J ⑧ Multi LABELIST ActiveX Control Module ⑨ Microsoft Barcode Control |
VB.NET 2008 |
8 (633Kステップ) |
⑩ SPREAD for Windows Forms 3.0 ⑪ InputMan for Windows Forms 5.0J/6.0J ⑫ PlusPak for Windows Forms 5.0J ⑬ Visual Basic PowerPack ⑭ VB-Report Ver5.0J/7.0J |
テストデータの「質」「量」に着目、評価検証による品質向上
検証時に発覚しなかった不具合の発生原因は、テストデータの『量』と『質』に係わることがあります。本番データを一定ルールでマスキングするテストデータ作成ツールを活用することで、より本番環境に近いデータでマイグレーション検証を実施します。